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ブリーム「ギターラ」

003_002_002仕事が多忙でブログ更新のヒマがありません。。。

帰宅はおおむね夜10時過ぎ。もちろん土日も。

ひどいときは夜1時帰宅でした。

8月いっぱいはこんな感じで仕事が過ぎていきました。

そんな中でもリフレッシュは大事。

最近はビールと、先輩に貸していたビデオが久しぶりに返ってきたのでそれを観るのが楽しみです。

ジュリアン・ブリームの「ギターラ」です。

買ったわけではありません。

大学時代、サークル室にあったので、持ち帰ってダビングしてきたんです。

このビデオ、80年代頃にブリームがスペインを演奏旅行しながらビウエラ、ギターの歴史をたどるというもの。もちろん、サンス、ソル、アグアド、タレガ、グラナドス、アルベニス、ファリャなどなど、、、たくさんの演奏家の曲をブリームが演奏します。

大学時代は演奏部分だけを観ていましたが、

それ以外にも、ブリームがギターの歴史や、作曲された時代におけるギターの立場など背景が語られていて楽しいのです。

例えば、

ソルの時代には、政治情勢が不安定になり、それまでの華やかな世界(おそらく上流階級だけでしょうが)ではなくなったのです。しかし、音楽はそれを反映させず、音楽だけは現実を見ない、華やかさを表現し続けました。

こういった説明の後に「モーツァルトの魔笛による主題と変奏」「グランソロ」などが作曲されます。

また、当時のギターは、現在のものより小さく、それだけ今よりも指板を敏しょうに動くことができました。

この説明の後に演奏されるのがアグアドの「ロンド イ短調」。

ブリームをして難曲と言わしめる難しい曲です。

ソルとアグアドは同じ時代を生き、よきライバルとして、よき友として高めあった2人。よく2人で演奏することもあったのだそうです。

ソルは爪を切り、やわらかい音を

アグアドは爪を伸ばし、華やかな音を

出したといいます。

音色も性格も違う2人の二重奏はさぞや魅力的だったでしょう。とブリームは語っています。

 

アルベニスは小さい頃から列車の荷物置き場などに入るなどして旅行を続けていたそうです。旅先で作曲されたのか、セヴィリア、コルドバ、グラナダ、カディスなどの古都の名前のついた曲があります。

アルベニスはピアノの作曲者でしたが、

ギターの技術は、作曲者(アルベニス)を納得させるであろうほどに進歩したのです。

とブリームは語っています。

そのくだりの後に演奏される「コルドバ」。

演奏中にはもちろんブリームの演奏する姿も映りますが、

コルドバの町並み、市民の表情が映ります。

この曲の中盤にラスゲアードがあります。

ピアノの原曲でも、音の波がダァーっと迫りくるような部分です。

ギター編曲の楽譜にもラスゲアードで表現されています。

ところが、ブリームは、ここをトレモロで静かに演奏します。

このときに流れる映像は、噴水から水が流れ落ちる様子です。

ブリームはここを寄せる波ではなく、水の流れで表現したのですね。

 

もうリタイアしてしまったギタリストですが、大好きなギタリストです。

「私の音楽人生」というDVDもありますが、買っていません。

このビデオを観て、またほしい気持ちが再燃してきました。

スペイン音楽を知るには、ギターの歴史を知るには、とっても良いですね~。

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コメント

CJさんhappy01
その音楽の作曲された時代背景などを知ると知らないとでは、演奏の深みが違うようです。(僕には難しくて理解できませんpig

ただテクニカルなところだけを映すビデオと違って、風景が一緒に流れるので、このビデオは観るたびに発見があり、また音楽を聴くだけでも楽しめます。

投稿: すえっこ | 2009.09.08 午後 12時21分

なかなか面白そうなDVDをお持ちなんですね。
そんな歴史など知らずにただ練習をしていますが、その歴史などしれたらとても面白いだろうなぁ~って思ったりします。

お仕事忙しそうですが、リフレッシュは必要です☆
ぼちぼちでやってくださいね^^

投稿: CJ | 2009.09.05 午後 11時58分

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